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2005 公開!!
DEEP FUN MAN YES,YES YES!!
ファンマン攻略マニュアル レベル2

 
DEEP FUM MAN 実釣DETA

DEEP FUN MANを使ったNEWメゾット「ボトムクロージング」がどれほどの実力を持っているかを証明するために、12月某日北山湖にデーター取りに行ってきました。その日の2時〜4時30分の2時間半をテストタイムとし、DEEP FUN MANのクロージングテクニックのみを使い1スポットのみを撃ち続けどれだけの数とサイズが出るかをやってみました。使用ルアーは、DEEP FUN MAN カラーは、タイプRと北山スペシャルの2色。

まずテストスポットをアンダーショット&ミドストで攻略し、30分間に8本のバスをキャッチし、バイトが無くなりある程度ポイントにプレッシャーをかけた状態からテストスタート。

結果テストタイムの2時間半で800サイズを筆頭に43本と言う釣果でした。(もちろん最初の8本は除くクロージングのみでキャッチした数です。)
(写真は、30枚掲示してみました。足りない13枚は、いわゆる子バスの為、スペースの関係上割愛させていただきました。)

クロージングメゾットは、アンダーショット、ミッドストローリングで打ち切ったスポットから結果として43本を叩き出しました。
ファンマン攻略マニュアル レベル2 では、このDEEP FUN−MANJIGのボトムクロージングについて解説しようと思います。

取得にはある程度の時間と努力の必要な難易度の高いメゾットなのですが、使いこなせればあなたのDEEP攻略の強力な武器のひとつになりえます。
HP読者のアングラーにのみ明かすメゾット「ボトムクロージング」この機会に修得してください。

DEEP FUN−MAN
3m以浅をメインの攻略レンジとするファンマンを重く、そしてスカートの数をバランスを見て調節(この場合は多くしています。)したモデル・・・これがDEEP FUN−MAN JIGです。

FUN−MAN JIGスタンダードが、1.4gのヘットなのに対し、DEEP FUN−MANは、2.5gヘッドを採用。この重くなったヘットに負けない抵抗を作る為にスカートの本数を増やして水中での抵抗のニュアンスをスタンダードに近づけています。

主に、3m〜10mラインを守備レンジとし、特にDEEPウオーターレンジ攻略に特化したモデル・・これがDEEP FUN−MAN JIGなのです。

DEEP FUN−MAN JIGの基本的使用法
DEEP FUN−MAN JIGは、基本的には通常のFUN−MANのように中層攻略に威力を発揮します。強風時や、流れ対策、そして3m以心のミッドレンジサスペンダー攻略と、DEEP FUN−MANを活用する事によりより広く情況変化に対応できるようになります。

若干早めに、且つしっかりと水を押すので、スタンダードより若干テンションを張り気味で落とす事がキモで、この部分に注意する事で更なる攻略レンジ拡大が実現します。

DEEP FUN−MANの応用的使用法〜ボトムクロージング
さて、今回のレベル2ではDEEP FUN−MANのボトムクロージングがメインのお題。そろそろ核心部分に入っていきましょう。

ボトムクロージング(私が勝手に呼んでます。いわゆる桑野語です。)は、ボトム付近で回遊しているバスに口を使わせるメゾットです。

晩秋〜晩冬時期の越冬時期のDEEPラインに落ちた回遊バスがメインターゲットとなり、このタイプの特徴であるボトムから50〜1.5mほど浮いた状態の「プチサスペンダー」を効率よく攻略するために特化したメゾットなのです。

このボトムから1m前後浮いたバスは非常にバイトに持ち込みにくく激しく浮いてしまうとアンダーショット等でも攻略が難しい状態に陥ります。この浮き気味のバスをFUN−MANで攻略する方法こそが「ボトムクロージング」なのです。

クロージング用のタックルセッティング
ボトムクロージングは、北山湖では8m〜11mレンジで主に行います。これは、この時期のバスがこのレンジで主に越冬しているからなんですが、この深いエリアに2.5gを落とし込むのは結構しんどいのが実情です。という事でこのボトムクロ−ジングは、ファンマンのセッティング面からDEEP攻略効率を追求しなければならないという事になるのです。

まず、トレーラー。このDEEP攻略にベストマッチのトレーラーを発見できた事で、このメゾットが確立した・・といっても過言ではないくらいトレーラーは釣果を左右しますし、重要です。

DEEP FUN−MANにベストマッチのトレーラーそれは、バークレーリーチ3インチ。このリーチを縦セッテイングする事で格段に攻略効率、バイトチャンスが向上しました。この縦のセッテイングがファンマンのDEEPでの姿勢を垂直尾翼の考え方で制御し、バイトチャンスを演出してくれるのです。
(セッテイングは、写真を参考にしてください。)

次にタックルですが、ロッドは硬めのソリッドティップ、ラインはガノア ザ ハードの4ポンド(カーボンラインの比重でディープでの浮き上がりをコントロールする関係上、このラインがベストです。)リールは、回転のガタツキが致命傷になるのでなるべくスムーズな物・・ちなみに私はステラを使っています。

ボトムクロージング
さていよいよ、タックルセッティングが完了したらボトムクロージングの方法について解説しましょう。
ボトムクロ−ジングは、ボトムから若干浮いたバス攻略のメゾットなのですが、
基本的考え方=「JIGが発生する水流でバキュームしてバイトに持ち込む」考え方は、基本的使用法と同じです。ボトムから1m前後と落とし込む距離が短く「チエイス〜バイト」までの演出の時間が稼げない条件下で「ボトムに着底しないように(FUN−MAN は、動きがとなったらただのラバージグ・・ちまり動きを止めないことが大切なのです。)に且つ、「並行ではなく若干ボトムに向かってスライドするように長い距離を泳がせる」アクションを如何に演出するか・・これがボトムクロージングの目指すアクションなのです。

ボトムクロージング習得法
まず、ポイントから15mほど離れDEEPFUN−MANをキャストします。DEEP FUN−MANをボトムまで着底させます。着低を確認したらロッドを大きくあおりJIGをボトムからなるべく高くポップアップさせます。

次にロッドを上段に構えラインを張り、JIGをカーブフォールします。この時に張ったままで何秒でボトムに付くかをカウントしてください。例えば5秒でラインがたるむ=ボトムに付いたとしましよう。

次のロッドワークでも同じようにロッドをあおりJIGを浮かせます。今度は、上段に構えてから、ラインを張りつつ極ゆっくりリールを巻きます。
カーブフォール中に上段に構えた状態で極ゆっくりリールを巻くと、落ちようとするJIGが上方向に持ち上げられる=極ゆっくりとしたナローカーブでカーブフォールする事になるのです。5秒で着底していたJIGが2倍+アルファー・・つまり11〜13秒でボトムに付くくらいのスピードの演出をリールの巻きスピードを変化させる事なく行う事・・これでミッドウオーターで通常行う基本的使用法のアクションをボトムで演出可能となるのです。これがボトムクロージングです。

ここでのキモは、
@リールを巻くことでJIGが浮いたら効果は望めない。Aリールの巻くスピードが変化するとJIGの後方の乱水流が変化してしまいバスのバキューム効果が減少してしまう。以上2点。

つまり、カーブフォールするJIGを如何にナチュラルに通常よりも緩い角度で長い距離をカーブフォールさせるか?が成功の鍵なのです。

このストロークができるようになったら、次にバイトに持ち込む方法です。アクションを効率で考えると「JIGがボトムに付く」=「アクションの終了」=「バキューム効果の終わり」ですから、可能性としてその終着点の直前まで引っ張ってぎりぎりで食わせを行う事が最も効率のよい方法だと言えます。1回のストロークが11秒でボトムに付く状態であれば、8秒ぐらいでボトムから十数センチ上だということになります。このくらいのタイミングで数回浮き上がらない程度の強さでポンポンポンとシエィクを入れるとバキュームされてすぐ後ろに付いたバスのスイッチが入ります。バイトは「クッ」と重みが若干乗る感じ。この重みを感じたら、落ち着いてゆっくり合わせれば確実にフッキングで持ち込めるでしょう。

以上が、ボトムクロージングの全てです。このメゾットは、難易度Aクラス。10人中3人ぐらいのマスター率だと思います。他のアングラーにできないことは、習得できれば何よりも強い武器となります。レベル1をマスターした方は、是非このクロージングを修得してください。確実に釣果UPにつながりますよ。

では、 次回 レベル3でお会いしましょう。
いつも修行だ!!・・・GOOD FISHING!!  

GROOVER’S BEND 桑野伸司